こんにちは。Go to EnglishのAyaです。
以前、和製英語編2で「クセの強い和製英語」をご紹介いたしましたが、今回は「まさかこれも!?」という「隠れ和製英語」をご紹介いたします。
1.オールマイティ
日本ではこの和製英語を、「なんでも完全にできること。また、そういう人。」「トランプで、最も強い札。」を意味しますよね。
では、スポーツも勉強もできてオールマイティな外国人の友人を褒めたくて
“You are almighty!”
と言ったとします。
日本人の感覚では褒めたのですから、友人を良い気分にさせたはずです。
ですが、その友人は苦笑い。
(あれ、なんかあかんこと言うたかな。。)という空気が流れます。
英語でのalmightyは神の全能さを表現する言葉です。
the Almighty といえば「全知全能の神」を指す表現であり、人間の才覚を形容する表現としては用いられません。
そのため、Almightyと言われたら大袈裟すぎて、It sounds sarcastic.(嫌味に聞こえる)だそうです。
これは気をつけなくてはなりません!
では日本語の「オールマイティ」のニュアンスを英語で表現するなら?
You are talented.
You have a diverse set of skills.
You can do anything.
You are good for everything.
になります。
日本に長く住む外国人であればおおかたの和製英語を心得ていて、「ガソリンスタンド」と聞けば、(はいはい、gas stationのことね)などとわかってもらえます。
しかし私の知る限り、このオールマイティーに関しては和製英語であることを知らない外国人が多いです。
そのためこちらでご紹介させて頂きました!
2.ピンチ
危機的状況に陥ったとき、めちゃくちゃ困った時、この「ピンチ」という言葉を使います。
では英語では
“I’m pinch!”
で通じるでしょうか?
惜しい!めちゃくちゃ惜しいです。
正解は
“I’m in a pinch.”
はじめにピンチを使い始めた人は、be動詞+in aを省略してしまったのでしょう。
ただ個人的には、この表現を日常で聞いたことがありません。
I got stuck.
の方がよく使われます。意味としては同じくピンチの状態を指しています。
stuckは、「(人や乗り物)が立ち止まって身動きが取れない」「(仕事や物事)に行き詰まった」状態を意味します。
be+stuck か get +stuckで使われます。
もともとpinchは「つねる、はさむ」という意味です。
“a pinch of salt”は、「塩ひとつまみ」となりレシピなどでよく使われるフレーズです。
ちなみに、「ピンチはチャンス」は
Tough times bring opportunity.
になります^ ^
またまたちなみに、野球でよく使う「ピンチヒッター」や「ピンチランナー」も、和製英語かなと思いきや、これらはれっきとした英語なんです。ややこしい!笑
今日も読んでいただきありがとうございました!
気になる和製英語を見つけられたらぜひ教えてくださいね(^-^)
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