こんにちは。Go to EnglishのAyaです。 さて前回は「勘違いを生む和製英語」をご紹介しましたが、今回ご紹介するのは英語の意味が全く異なる「クセの強い和製英語」の一例です。
(和製英語自体がクセの固まりのような気もしますが(笑))
1.バイキング
A「夜、何食べに行く?」
B「ホテルのバイキングでもいこか。」
など、バイキングと言えば食べ放題サービスのことですよね。
さて、この「バイキング」はカタカナ表記のため英語だと勘違いされてしまいがちですが、これは英語ではありません。
「食べ放題」のことを英語では “buffet”と言い、“viking”の実際の意味は「8~11世紀にかけてヨーロッパの海岸を荒らした北ゲルマン族」のことです。
なぜバイキングは日本語としてこのように使われるようになったのでしょうか。
調べてみると、とあるホテルの社長が食べ放題サービスを考案し、その名称を「バイキング族のように豪快に食べる」から「バイキング」と名付けたところに端をなしているようです。
では和製英語に騙されず、前述にある会話を英訳してみましょう!
A “What should we have for dinner?”
B “Why don’t we go to a buffet restaurant in the hotel?”
となります。
海外のホテルで「バイキング」は100%通じません。
また日本人の発音では“biking”と聞こえ、「この方はサイクリングに行きたいのかな?」と勘違いされる可能性があります。
ぜひ海外旅行に行かれる前に“buffet”を覚えておきましょう!
2.ハイテンション
「元気いっぱいやる気満々」の人や「気分がノリに乗ってる」人に「テンション高いなあ」とか「ハイテンションやね」と言いますが、英語で“High tension”とは表現しません。
英語の“Tension”は緊張や不安を意味するので、“High tension”と言うと、緊張や不安が高まっていることを意味します。
もし英語圏の人に “I am high tension!”と笑いながら話したとしたら、「どんな精神状態なんだ?」と不気味に思われるかもしれません。
では、日本語のハイテンションは英語でどう表現されるでしょうか。
A「何かあった?めちゃテンション高いやん!」
“What happened? You are super excited.”
B「うん、テストで100点とってん!」
“Yes, I got a full score on the test!”
とか
C「うちの子、いつもハイテンションやねん。」
“My kid is always full of beans.”
といくつか表現方法があります。
日本語のテンションと英語の “tension” の意味はまったく異なるので、かなり要注意な和製英語です!
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