今回は大阪弁編64に出てきた「ただいま」の訳について解説したいと思います。
日本ではセットで挨拶言葉になっている「ただいま」「おかえり」ですが、英語には帰宅時に使われるお決まりとなった挨拶はありません。
では、帰ってきた人も家で迎える人も無言?
そうでもないようです。
では家族が帰ってきた時、どのような会話があるかHobbs家の様子を覗いてみましょう。
マイクが学校から帰宅する。
Mike “Hi Mom.”
Mom “Hey Mike. How was school today?”
「ただいま」の代わりに “Hi”、「おかえり」の代わりは “Hey Mike.”+「学校はどうだった?」になるんですね!
これは決まり文句ではなく、英語圏の習慣です。ここから会話が始まる良い挨拶ですね!
では、仕事やお出かけから帰ってきた人に対しては?
“How was your day?”
がよく使われ、だいたい “Good.” とか”It was ok.”という返事が返ってきます。
たまに、
ただいま→I’m home.
おかえり→Welcome back.
といった訳を見かけますが、日常生活でこのような会話を聞く事はほとんどありません。
この会話が起こりうる状況としては、長期間の出張や旅行から戻ってきた時です。
また、家の中に誰も見当たらない時に、”I’m home!”と大声で叫んで、家族に自分が帰ってきたことを知らせる場合もあります。
では、出かける際の挨拶、「いってらっしゃい」「行ってきます」は英語に存在するでしょうか?
こちらもまた英語にはそのような対になる挨拶はありません。
かといって、無言で家を出て行くわけでもないのです。
では、またここでHobbs家の様子を覗いてみましょう!
マイクが学校へ行くため玄関を出ようとする。
Mike “I’m going now.”
Mom “See you later, Mike! Have fun at school.”
子供に対しての「いってらっしゃい」には他にも表現があり
“Be good!” (いい子でいてね。)
もよく聞きます。
大人子供関係なく、このような会話も見られます。
A “I’m off.” (もう出るよ)
B “OK, have a good day!”
しばらく会えない相手に対しての「いってらっしゃい」には、”Take care.”もよく使われます。
以前すべての日本語にイコールとなる英語訳がないという話をここでさせていただきましたが、まさにこの日本独特の挨拶がそれなのです。
本日も読んでいただきありがとうございました。
次回も大阪弁編64の解説が続きます^ ^
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